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ここはおさえておきたい!演奏会をさらに楽しむための3つのポイント
色彩豊かな作曲家たち
盛況により、今年も横浜みなとみらいホールで開催される「都響スペシャル」。ベルリオーズ、サン=サーンス、リムスキー=コルサコフという色彩豊かな作曲家たちの名曲をならべて、名手たちの妙技をたっぷりお届けします。
華麗さと豊かな楽想、そして豪華絢爛
冒頭を飾るのは、ベルリオーズ(1803〜69)の序曲の中で今日最も演奏される機会が多い序曲《ローマの謝肉祭》(1844年初演)。歌劇《ベンヴェヌート・チェルリーニ》のために作曲された後、あまりに優れていることから単独の演奏会用序曲となった作品で、作曲者の華麗で劇的な世界観が凝縮されています。続くサン=サーンス(1835〜1921)の《ピアノ協奏曲第2番》(1868年)は、《第4番》とならぶ彼の人気協奏曲で、「バッハに始まり、オッフェンバックで終わる」と評されたコントラストの豊かな楽想が聴きどころ。そして後半のメインには、リムスキー=コルサコフ(1844〜1908)が生涯で最も創作意欲に燃えていた頃に書いた交響組曲《シェヘラザード》(1888年)をお届けします。有名な『アラビアン・ナイト』にもとづく作品で、絢爛豪華なオーケストレーションや、シェヘラザード姫を象徴する美しいヴァイオリン・ソロ(今回はコンサートマスターの山本友重が担当します)に心ゆくまで酔いしれてください。
実力派と巨匠の出会い
そんな当公演を指揮するのは、10月31日の「作曲家の肖像」Vol.79《モーツァルト》にも登場したアゼルバイジャン(旧ソ連)出身の実力派ドミトリー・シトコヴェツキー。ヴァイオリン畑出身の指揮者らしい彼の類い稀な色彩感には、まさにぴったりな3曲と言えるでしょう。サン=サーンスの協奏曲でソロを弾くジャン=フィリップ・コラールにも大きな期待が集まります。コルトーやフランソワの亡き後、ベロフやロジェとともにフランス・ピアノ界を牽引してきた1948年生まれの巨匠は、持ち味の精妙なタッチとフレージングや、豊かな色彩感で、老練かつ瑞々しい珠玉の名演を、私たちに聴かせてくれることでしょう。
(渡辺 謙太郎)
横浜みなとみらいホール大ホール
大ホールは2,020席。コンサートホールには最適と言われるシューボックス型をベースに、舞台が見やすいアリーナ型の客席配置を取り入れた「囲み型 シューボックス形式」を採用しました。舞台最前部から3階席最後部までわずか33.5mと、大ホールでありながら演奏者を間近に感じられる距離。オープンステージの舞台前も階段状に下がる設計で、舞台と客席との一体感はこのホールの大きな特徴となっています。ガラス張りのホワイエには3か所にドリンク・コーナーをしつらえ、開演前、休憩時のひとときをゆったりお過ごしいただけるよう心を配りました。港の見えるホールならではの贅沢な時間が流れます。
横浜みなとみらいホールHPより 詳しくはこちらをご覧ください。
出演者プロフィール