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ABOUT TMSO

オーケストラ|メンバー

ソロ・コンサートマスター/コンサートマスター
第1ヴァイオリン 第2ヴァイオリン ヴィオラ チェロ コントラバス
フルート オーボエ クラリネット ファゴット ホルン
トランペット トロンボーン バストロンボーン テューバ ティンパニ&打楽器
長 哲也
ファゴット  首席奏者

長 哲也 (ちょうてつや) CHO Tetsuya
(2012年8月1日入団)

演奏家として心がけていること:楽しく!
最近はまっていること:500円玉貯金
好きな作曲家:モーツァルト、ベートーヴェン
もし音楽家になっていなかったら?:せめて音楽に携わる仕事をしていたいです

 福岡県北九州市出身。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。ファゴットを永江恵子、石川晃、水谷上総の各氏に師事。
 藝大モーニングコンサートにて藝大フィルハーモニアと共演。卒業時に同声会賞を受賞。
 卒業と同時に、東京都交響楽団首席ファゴット奏者に就任。

私の音楽はじめて物語

北九州市ジュニアオーケストラの演奏会(左上/中1)

 小1からピアノを始め、弾くというより音を鳴らすことが好きでした。父の転勤で小学2~3年を千葉県市川市で過ごしたのですが、そこではピアノの先生に出会えず、エレクトーンに変更。エレクトーンも好きで、中学ころまではよく弾いていました。
 転校先の小学校には吹奏楽部があり、朝礼などで演奏を聴いて、皆で音楽をやるのは楽しそうだなと。入れるのは小4からでしたが、小3から仮入部できたので、進級時に迷わず音楽室へ行きました。トロンボーンを希望した(スライドが格好良かった)のですが、これは通らず、「サックスなら空きがあるよ」と。それでサックスを始めました。が、3年生だと演奏に参加させてもらえず、上級生が羨ましかったですね。
 それで4年生に、という時に引越しで北九州市に戻り、そこの学校には吹奏楽部がなかった(笑)。サックスをやりたい、と親に1年間駄々をこね、ようやく楽器を買ってもらって再開したのが小5の時。近所の楽器店でレッスンを受け、吹くのは楽しかったのですが、自分はやはり合奏をやりたかった。そんな時、北九州市ジュニアオーケストラというのがある、という情報を耳にして、サックスでは入れないけれど、ファゴットなら空いているらしい。ファゴットのフの字も知りませんでしたが、皆と音楽をやれるならいいかな、と入団しました。小学5~6年ころです。
 ジュニアオケでは、永江恵子先生がトレーナーをされていて、最初からハイレベルの指導を受けられたのはありがたかった。中1のころ、チャイコフスキーの交響曲第4番をやったのが一番の思い出です。大曲ですし、皆でたくさん練習しました。好き、という次元ではなく、自分にとってオーケストラの扉を開いてくれた大事な曲です。
 中学は地元の公立で、進学した普通高校では理系のクラスへ。高1の終わりころ、高校の先輩にあたる石川晃先生(新日本フィル)が北九州市にいらした時にレッスンを受け、もう魅了されてしまって。それまでプロへの憧れはあったものの、無理だろうなと諦めていたのですが、ファゴット吹きになりたい、という気持ちに火がついてしまった。
 すぐに親を説得、1~2ヵ月後に石川先生に再会した際に「東京藝大を受けたい」と相談。最初は止められたのですが、「そこを何とかお願いします」。そこまで言うなら、と水谷上総(みずたに かずさ)先生(N響)を紹介していただいてレッスンを受け始め、受験態勢に入ったのが高2の夏です。それからピアノを再開、ソルフェージュも始めたので大変でした。
 何とか東京藝大に合格。学生時代は、我ながらよく練習したと思います。4年生の10月に都響の首席ファゴット奏者オーディションがあり、チャレンジと思って受けたところ、合格したことにびっくりして。卒業してすぐの4月から試用期間に入り、入団は2012年8月です。
 まだプロとしてのペースを作っているところですが、まずは健康に気をつけて、一つひとつのステージに全力で取り組みたいと思います。

(月刊都響2013年12月号 取材・文/友部衆樹)


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