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ニュース一覧2017.06.06 up

あなたが選ぶ、想い出に残った公演《2017年度》結果発表!

2017年4月~2018年3月の都響主催公演から、想い出に残った公演上位3位をご投票いただきました。たくさんのご投票ありがとうございました。

※ご投票いただいた方の中から、厳正な抽選により、10名様に素敵なプレゼントをお贈りいたします(当選発表は発送をもって代えさせていただきます)。

エリアフ・インバル

1位

3/20 第849回定期演奏会Aシリーズ

指揮/エリアフ・インバル
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番《レニングラード》

♪都響の過去最高の名演だったのではないでしょうか。終わった後の静けさも素晴らしい。聴衆とオーケストラが一つとなって素晴らしい瞬間が作り出されました。それにしてもインバルのエネルギーはすごい。2012年のショスタコーヴィチ4番にも驚きましたが、その後の「新マーラー・ツィクルス」を経て、インバル&都響は世界レベルに到達し、本日はその証明の一つだった気がします。

♪海外の一流オーケストラのように都響が非常によく鳴っていてビックリしました。インバルの速めのテンポにも違和感はありませんでした。オケとの信頼がなくてはできない演奏であり、密接な関係を感じさせるコンサートでした。

大野和士

2位

1/18 第847回定期演奏会Aシリーズ
1/20 第848回定期演奏会Cシリーズ

指揮/大野和士
ピアノ/ヤン・ミヒールス
オンドマルトノ/原田 節
ミュライユ:告別の鐘と微笑み
メシアン:トゥーランガリラ交響曲

♪大野&都響の頂点であるとともに、マエストロがその音楽性の最高の部分を最大限に発揮させた演奏会だったと思います。メシアンのリズムと旋法と色彩の世界を各要素に偏ることなく、精緻に、繊細に、情熱的に、そして浄らかに描き出していました。都響の献身的な演奏もさることながら、見事に導いた強烈なヴィジョンに大野さんの天才を感じました。20世紀後半からの現代作品をもっと聴きたいです。

♪第6楽章「愛の眠りの庭」に魂を吸い取られました。特設サイトで大野さんのピアノを弾きながらの解説はこの難解な曲を理解するのにとても役立ちました。

ハンヌ・リントゥ

3位

11/18 第842回定期演奏会Aシリーズ

指揮/ハンヌ・リントゥ
メゾソプラノ/ニーナ・ケイテル
バリトン/トゥオマス・プルシオ
男声合唱/フィンランド・ポリテク男声合唱団
シベリウス:クレルヴォ交響曲

♪リントゥのシベリウスには力強さと推進力があり、引き込まれます。なじみのなかった《クレルヴォ交響曲》でしたが、魅力的なメロディや劇的な場面が連続して胸をつかまれました。合唱団は本場の表現力で、終演後の若者らしいそれぞれの表情にも親しみを感じました。

♪本場フィンランドの指揮者・合唱団による《クレルヴォ交響曲》とアンコールの《フィンランディア》。フィンランド独立100年の節目として楽しみにしていました。とても味わい深い演奏会でした。

エリアフ・インバル

4位

3/30 第851回定期演奏会Cシリーズ
3/31 都響スペシャル

指揮/エリアフ・インバル
シューベルト:交響曲第7番《未完成》
チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》

♪2017年度のラストを飾るにふさわしい凄絶な名演。《悲愴》第1楽章の熱狂、第4楽章の慟哭、インバルの要求にこたえる都響、すべて別次元。

♪《未完成》冒頭の弦の刻み、そして木管の歌い出しから尋常でない甘美な異世界に誘われた。一転して《悲愴》では、ロマン的なものにおもねるのではなく、まったく隙のないきびしく構築された完璧な演奏が繰り広げられた。冒頭から終結までコントラバスの打ち込みが素晴らしく、その姿を見ただけでも一生ものの演奏でした。

ヤクブ・フルシャ

5位

12/16 第845回定期演奏会Bシリーズ

指揮/ヤクブ・フルシャ
マルティヌー:交響曲第1番
ブラームス:交響曲第1番

♪フルシャの首席客演指揮者として最後の演奏会だったためか、マルティヌーから集中力がいつも以上で、濃密なシンフォニーでした。ブラームスはこのコンビでしかできない演奏。フルシャに「また来てほしい」というオケの思いが溢れ、とても素晴らしい演奏会でした。

♪フルシャと都響の演奏を思い起こしつつ、一音も聴き洩らすまいと聴いたブラームスはあっという間で、夢のような時間でした。オケも聴衆も皆が若いマエストロとの別れを惜しみつつ、新たなステージに送り出してあげようという温かい気持ちに溢れた演奏会でした。

小泉和裕

6位

5/31 第833回定期演奏会Aシリーズ

指揮/小泉和裕
ピアノ/アブデル・ラーマン・エル=バシャ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》
シューマン:交響曲第2番

♪エル=バシャはゆったりとしたテンポで楽器をたっぷりと鳴らし、近年なかなか聴けない巨匠の風格を満喫しました。シューマンの2番は冒頭から輝かしいエネルギーが横溢、オーボエを中心とした管楽器の一体感が秀逸。フィナーレではマエストロが1小節一つ振りで驀進、実に爽快な演奏でした。

アラン・ギルバート

7位

4/22 第830回定期演奏会Cシリーズ

指揮/アラン・ギルバート
ピアノ/イノン・バルナタン
ベートーヴェン:劇付随音楽《エグモント》序曲
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》

♪敢えて変わったことをせず、モダン・オケにふさわしいアプローチ。響きのバランスも良く、明晰で瑞々しい演奏。バルナタンはタッチが硬めで音が「立つ」タイプの人。前回共演のベートーヴェン3番はややパワープレイに聴こえましたが、今回はラフマニノフだけに強い打鍵が曲想に一致、明解な音像が印象的。

マルク・ミンコフスキ

8位

7/10 第836回定期演奏会Aシリーズ

指揮/マルク・ミンコフスキ
ハイドン:交響曲第102番
ブルックナー:交響曲第3番《ワーグナー》(1873年初稿版)

♪ブルックナーは初稿版というだけで感涙もの。あんなに躍動感あふれるスケルツォは聴いたことがありません。一生忘れることのできない演奏でした。

エリアフ・インバル

9位

7/16 都響スペシャル
7/17 都響スペシャル

指揮/エリアフ・インバル
コントラルト/アンナ・ラーション
テノール/ダニエル・キルヒ
マーラー:交響詩《葬礼》
マーラー:大地の歌

♪ラーションの美声とキルヒの熱唱に異世界へ引き込まれました。歌唱を支えるオケにも厚みがあり聴きごたえがありました。

エリアフ・インバル

10位

9/10 第839回定期演奏会Cシリーズ
9/11 第840回定期演奏会Bシリーズ

指揮/大野和士
ソプラノ/林 正子
テノール/吉田浩之
バリトン/ディートリヒ・ヘンシェル
合唱/スウェーデン放送合唱団
ハイドン:オラトリオ《天地創造》

♪素晴らしい《天地創造》でした。この作品はピリオドに限らずモダン・オケでも良い演奏ができると示してくれたと思います。

写真:堀田力丸、ヒダキトモコ(5/31公演のみ)