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ニュース一覧 2012.06.22 up

公演情報

【23日プロムナードコンサート】山本修が語るクーセヴィツキーのコントラバス協奏曲


(C)HASEBE ICHIRO

6月23日「プロムナードコンサート」においてクーセヴィツキー作曲のコントラバス協奏曲を演奏する都響首席コントラバス奏者山本修が作品について語りました。どうぞ本番にご期待ください!


クーセヴィツキーのコントラバス協奏曲

 「コントラバス奏者にとって大事な曲です。コントラバス協奏曲自体が数少ないわけですが、古典だとディッタースドルフとヴァンハル。ベートーヴェンと親しかったドラゴネッティにも協奏曲がありますが、あまり演奏されません。ロマン派から近現代はボッテシーニとクーセヴィツキー。これくらいかな……という感じです。
 クーセヴィツキーの曲はきれいなメロディが並んでいて、同時に全編がアパッショナート(熱情的)。弾いていて気持ちの良いところは多いんですが、ソロは延々と弾きっぱなしです。全曲で16~17分、時間的にそれほど長くはないものの、体力がいりますね。音域は高音から低音まで幅広く使われていて、楽器が鳴りやすいように上手く書かれています」

 第1楽章はホルンのファンファーレで始まり、すぐにコントラバスが陰影に富んだメロディを歌う。中間部とコーダでは、16分音符の疾走が印象的。

 「聴き映えするところですが、テクニック的には大変です(笑)。特にコーダでは、16分音符に重音が入るので」

 第2楽章は長調に転じ、明朗な雰囲気になる。

 「第2楽章コーダでは、高音域でメロディを歌います。ここはフラジオレット(弦に軽く触れて弾くことで笛のような音を出す)にすることが多く、私もそうしています。コントラバスは弦が長いため倍音が多くて響きやすく、音が通るので」

 第3楽章では第1楽章の曲想が戻ってきて、フィナーレならではの盛り上がりとなる。

 「実は、都響と協奏曲を弾くのは初めてなんです。都響は非常にアンサンブルが繊細なオーケストラですし、とても光栄ですね」

 クーセヴィツキーの協奏曲そのものが、都響の主催公演では初めての演奏となる。

 「貴重な機会です。話は変わりますが、今年初めにCDを2枚出して、その発売記念で1月~4月に東京、神奈川、長野、大阪、神戸、広島など全国11ヶ所でコンサートを行い、お客様と親密な時間を共有しました。何ともいえない雰囲気を味わい、音楽をやってきて良かったな、改めて感じたところです。このタイミングで協奏曲の本番を迎えるのは嬉しいですね」

(「月刊都響」6月号より転載)(取材・文/友部衆樹)
●電話・来団受付 6月22日(金)まで(営業時間10時~18時)

プロムナードコンサートNo.349
6月23日(土)14:00開演 サントリーホール
指揮/梅田俊明
コントラバス/山本修(都響首席奏者)

ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ編:交響詩「はげ山の一夜」
クーセヴィツキー:コントラバス協奏曲
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」

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