世界的に活躍する指揮者・大野和士は、1987年に世界有数の指揮コンクールで優勝し一躍注目を集めて以来、その類稀な音楽性で世界の音楽ファンを魅了してきた日本を代表する指揮者の一人。そのセンセーショナルな成功は欧州でも大きな話題を集め、『情熱大陸』、『プロフェッショナル』、『ザ・インタビュー』、朝日新聞Globeなど様々なメディアで取り上げられています。

 その大野が世界の舞台へはばたく前の1984年。指揮者として初めてプロデビューを飾ったのが、実は都響でした。初めて指揮した定期演奏会も都響、初めてタイトル(1990年「都響指揮者」に就任)を持ったのも都響。その後、大野がヨーロッパへ拠点を移したあとも両社の“縁”は切れることなく続き、定期的な共演を重ねて特別な信頼関係を深めてきました。
 そして2015年。あの初共演から約30年の時を経て、“世界の大野”がTOKYOに戻ってきます。長く欧州で培った大きな音楽的財産をもって。大野自身が「その芸術性に深く惚れ込んでいる」(音楽監督就任記者会見より)と語る都響と、これからどんな新しい風を起こすのか、“大野×都響”新時代の幕開けにどうぞご期待ください。

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