- No.7 ヴァイオリン
- 山口直美(やまぐちなおみ)
- Naomi YAMAGUCHI

好きなもの
こんにちは。都響ファンの皆さま、いつも応援ありがとうございます。
趣味と言えるほどのものはありませんが、自然の中で過ごすのが好きなので、山登りしたり、月一回の句会(俳句)に参加したり。
娘が3人いますが、とにかくしっかり食べさせれば、少々ほっといても育ってくれるだろう、と食生活重視の母親でした。
子供達は大きくなりましたが、今も料理するキッチンは生存の場であると同時に、リフレッシュの場でもあります。都響は次々に掘り出し物の曲(例:シュミットの管弦楽のための協奏交響曲とかランゴーの交響曲第4番とか)に挑戦するので、家でおさらい中にクラクラした時など、キッチンへ逃げこむとほっとします。でも肉だねをこねたりしていると、ブルックナーの交響曲第7番の1楽章のセカンドヴァイオリンパートがタッタリラッタッタッティタッティと頭のどこかで鳴ってくるので、また練習室に戻る。変な人ですね。(笑)
思い出のオーケストラ曲
10代の頃の私は、モーツァルトを聴くと必ず眠気に襲われていました。ある日、ピアノ協奏曲を聴いていて(たぶん24番)、眠くないばかりか、悲しくないのに泣けてきて、私のモーツァルト記念日になりました。
都響に入団する前、私はデュッセルドルフ交響楽団に在籍していました。そこでプロコフィエフのバレエ「ロミオとジュリエット」全曲を弾く機会がありました。第三幕「モンタギュー家とキャピュレット家」の冒頭、ホルンから始まり金管へ、続いて全セクションが大音量で苦い和音を鳴らし、突然の静寂の中、弦楽器だけが最弱音で残り、宿命の旋律を奏でる。鳥肌が立ちました。これがオーケストラか、この音響の中にずっと居ることができたら、と思いました。
おすすめの曲
- ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調…おしゃれなラヴェルさま。二楽章最高!
- シベリウス:悲しきワルツ op.44-1…暗い曲ですが、どん底気分の時は、程よく寄り添ってくれます
- クリスチャンではありませんが、オーケストラ曲の中にコラール(讃美歌)が挟んである曲が好きです。
例 ベルク:ヴァイオリン協奏曲(死者の魂が昇天する前に挟まれたコラールは、その前が悲痛なだけに、心につきささる)
マーラー:交響曲第2番(終楽章のトロンボーン)
ムソルグスキー:展覧会の絵(終曲キエフの大門を抜けると、コラールが降ってくる)
ブルックナーに至ってはコラールだらけだし、バッハもシューマンもブラームス、メシアンもヨーロッパ音楽の基礎はコラールだ!と言いたいくらい、いろんな曲にコラールが潜んでいるので、ぜひ見つけては楽しんでください!
