都響首席客演指揮者、NDRエルプフィル（北ドイツ放送響）首席指揮者、スウェーデン王立歌劇場音楽監督、ロイヤル・ストックホルム・フィル桂冠指揮者。
　2017年まで8シーズンにわたってニューヨーク・フィル音楽監督を務め、芸術性を広げる活動が高く評価された。ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、シュターツカペレ・ドレスデン、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、パリ管、クリーヴランド管、ボストン響、フィラデルフィア管などへ定期的に客演。オペラではメトロポリタン歌劇場、ロサンゼルス歌劇場、ミラノ・スカラ座、ゼンパー・オーパー（ドレスデン）、チューリヒ歌劇場などへ登場した。メトロポリタン歌劇場とのDVD『ドクター・アトミック』（Sony Classical）、ルネ・フレミングとのCD『ポエム』（Decca）でグラミー賞を獲得。
　都響とは2011年7月に初共演、2018年4月に首席客演指揮者へ就任。

これまでに、『メリーウィドウ』ハンナ・グラワリ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーナ、ベンジャミンの『リトゥン・オン・スキン』アグネス、『ばらの騎士』ゾフィー、『カルメン派修道女の対話』ブランシュ、『ラ・ボエーム』ムゼッタ、ミミ、『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ、『フィガロの結婚』スザンナ、サンドストレムの『バトシェバ』（世界初演）バトシェバでスウェーデン王立歌劇場、カヴァッリの『エリオガバロ』エリテアでパリ国立オペラ、『魔笛』夜の女王でベルリン国立歌劇場、『愛の妙薬』アディーナでイェーテボリ歌劇場に出演。
2009年ザルツブルク音楽祭にデビュー、インゴ・メッツマッハ指揮、ルイージ・ノノAl gran sole carico d’amoreを歌う。ストックホルム・フォルクオペラで『真珠探り』レイラ、ハレのヘンデル音楽祭で『フロリダンテ』ティマンテ、スェーデン・マテイ音楽祭でダニエル・ハーディング指揮マーラー室内管『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ、ザルツブルクとベルリン国立歌劇場でリーム『ディオニソス』の世界初演を行う。フランクフルト歌劇場では『皇帝ティトの慈悲』セルヴィリア、『チェネレントラ』クロリンダ、『魔笛』パミーナ、『ランスへの旅』コリンナ等で活躍。
演奏会では、ブラームスのドイツレクイエム（リッカルド・ムーティ指揮/シカゴ響）、シューベルトのミサ第2番（サン=ドニ音楽祭/パリ管）に出演。2012年春はサン=ドニに再び出演しモーツァルトのレクイエム（サー・コリン・デイヴィス/パリ管）を歌う。ザリツブルクでオネゲルの『火刑台上のジャンヌ・ダルク』、モーツァルトのミサハ短調（スェーデン放送響、バイエルン放送響）を歌い、スウェーデンの著名な合唱団オルフェイドレンガーと中国、シンガポール、日本ツアーを行う。
エリン・ロンボはカナダのブランドン大学エリザベス女王II、ストックホルムのUniversity College of Operaに学びび、2003年に卒業。学生の時すでに『マクロプーロス事件』のクリスタを歌いスウェーデン王立歌劇場でデビュー。2009年著名なビルギット・ニルソン奨学金を授与。2013年11月宮廷歌手に指名され、スウェーデン国王よりLitteris et Artibus勲章を授与された。

オペラの舞台でもコンサートホールと同様に精通しているリナート・シャハムはウィーン、ローマ、ベルリン、ミュンヘン、ニューヨーク等、世界中で、サー・サイモン・ラトル、クリストフ・エッシェンバッハ、クリスチャン・ティーレマン、アラン・ギルバートの指揮の元、45以上のプロダクションでカルメンを演じる。

演奏会では、ウィーン、バルセロナ等でバルトーク『青ひげ公の城』ユディット役を公演。今秋には、同役でブエノス・アイレスのテアトロ・コロンにデビュー。カリーナ・カネラキス指揮/オランダ放送響でもレコーディングを行う。バーンスタイン（ハンブルクとウィーン）、パーセル（ヘルシンキ）の作品も歌い、バルセロナ・リセウ大劇場とも定期的なコラボレーターである。2023年マリーナ・アブラモヴィッチの「The Seven Death of Maria Callas」でバルセロナに再登場。

2008年、シアトル・オペラの国際ワーグナーコンクールの優勝者、スェーデンのテノール歌手、ミカエル・ヴェイニウスは急速に現代の主要ヘルデン・テノールとしての地位を確立させた。
1993年にプロとして『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモでデビュー。その後、数多くのバリトン役を歌い、2004年、『イェヌーファ』で初のテノール役ラツァを歌いテノールに転向した。
それ以来、『パルジファル』をデュッセルドルフ・ライン・ドイツ・オペラ、ミュンヘン・バイエルン国立歌劇場、フィンランド国立歌劇場、スェーデン王立歌劇場、ジーグムントをライン・ドイツ・オペラ、マンハイム国立劇場、スェーデン王立歌劇場、『画家マチス』ハンス・シュヴァルプをクリストフ・エッシェンバッハ指揮でパリ・オペラ・バスティーユ、『ローエングリン』をウィーン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ストックホルム、そして『ローエングリン』のハイライトをクリスチャン・ティーレマン指揮でバーデン＝バーデン、トリスタンをスェーデン王立歌劇場、カッセル州立劇場とコヴェントガーデン王立歌劇場、『ジークフリード』『神々の黄昏』のジークフリードをジュネーヴ、デュッセルドルフ、ライプツィヒ等、欧州の多数の主要歌劇場で公演。
グスターボ・ドゥダメル、クリストフ・エッシェンバッハ、アラン・ギルバート、マレク・ヤノフスキ、アクセル・コーバー、ケント・ナガノ、ドナルド・ラニクルズ、エサ＝ペッカ・サロネン、クリスチャン・ティーレマン等、著名な指揮者と共演。
シェーンベルク《グレノ歌》、ベートーヴェン第九、マーラー《大地の歌》、エルガー《ゲロンティアスの夢》等、定期的に演奏会にも出演。
2013年、カール16世グスタフより、名誉ある宮廷歌手の称号を授与される。

バス歌手モリス・ロビンソンは、メトロポリタン・オペラ、サンフランシスコ・オペラ、シカゴ・リリック・オペラ、ダラス・オペラ、ヒューストン・グランド・オペラ、ロサンゼルス・オペラ、シンシナティ・オペラ、スカラ座、エクサンプロヴァンス音楽祭等、世界の主要歌劇団で公演多数。演奏会への出演も多く、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ロサンゼルス・フィル、ワシントン・ナショナル響、サンパウロ響、NDRエルプ・フィル管と共演。BBCプロムス、ラヴィニア、モーストリー・モーツァルト、タングルウッド、シンシナティ5月声楽祭、ヴェルビエ、アスペン音楽祭等に出演。ジェシー・ノーマンのHONOR!フェスティバルの一環としてカーネギーホールにも登場。アトランタのスパイヴィー・ホール、サバンナ音楽祭、フィラデルフィア室内楽協会、ニューヨーク市メトロポリタン美術館等の主催でリサイタルを行う。最初のアルバム「ゴーイング・ホーム」がDeccaよりリリース。ロサンゼルス・フィル/マーラー交響曲第8番のレコーディングのフィーチャー・アーティストであり、2022年、合唱部門でグラミー賞を受賞。アトランタ出身。シタデル卒業。メトロポリタン・リンデマン・ヤング・アーティスト・プログラムの卒業生。現在、シンシナティ・オペラのアドバイザー。

日本最大の声楽家団体「二期会」を母体とする、我が国を代表するプロフェッショナル合唱団。東京二期会オペラ劇場の舞台はもとより、主要オーケストラへの客演や各種メディアへの出演など、長年多岐にわたる活動を展開。近年は、映画やゲーム音楽のサウンドトラックも担い、映像もリリースされるなど、その高い水準での演奏が各方面から注目を集めている。また、オペラや合唱、歌の魅力を全国で伝える活動にも力を入れており、各地での鑑賞教室や公演、ワークショップも積極的に開催。都響とは恒例の都響スペシャル「第九」で共演を重ねている。
メンバーはオペラへの主演をはじめ各々ソリストしても活躍しており、確かな歌唱力に裏打ちされたアンサンブルが、古典から現代に至る幅広いレパートリーで評価を受けている。2022年に創立70周年を迎える「二期会」において、今後さらに多彩な活動が期待されている。