

指揮/デイヴィッド・レイランド
ピアノ/北村朋幹
※指揮者・ソリストおよび曲目が変更になりました。
デイヴィッド・レイランド David REILAND(指揮)
昨今のシーズンでは、ベルギー国立管、トゥールーズ・キャピトル国立管、スイス・ロマンド管、ゲヴァントハウス管、都響、京響などに客演し、オペラにおいてもソウル、ジュネーヴ、アントワープ、ライプツィヒ、ベルリンの劇場で定期的に指揮している。
モーツァルトの指揮に定評があるほか、現代作品やD. オーベール、B. ゴダール、A. ハイブレヒツ、A. オルメスといった知られざる作曲家の再発見にも意欲を注いでおり、そのレパートリーは多岐にわたる。
ブリュッセル王立音楽院、パリのエコール・ノルマル、ザルツブルクのモーツァルテウム大学で学び、ブーレーズ、ジンマン、ハイティンク、パヌラ、ヤンソンスらに師事。
都響とは3度目の共演となる。
写真:©BAKI
北村朋幹 Tomoki KITAMURA(ピアノ)
第3回東京音楽コンクールにおいて第1位ならびに審査員大賞(全部門共通)受賞、以来ソロリサイタルをはじめ、オーケストラとの共演、室内楽、古楽器による演奏活動を、時代を自由に行き来するレパートリーで行う。その演奏は「類稀なる時間の感覚。まるで素晴らしい指揮者によるオーケストラの演奏を聴いているよう(パヴェル・ギリロフ)」「卓抜な詩的感性、そして哲学的叡智を具えた芸術家(濱田滋郎)」などと評されている。
近年では、近現代作品の演奏への評価も特に高く、2022年10月、びわ湖ホール及び、滋賀県立美術館で行った「北村朋幹 20世紀のピアノ作品(ジョン・ケージと20世紀の邦人ピアノ作品)」が、第22回(2022年度)佐治敬三賞受賞。また、2024年にはアーヴィン・アルディッティからの指名を受け、アルディッティ弦楽四重奏団とともに、2曲のピアノ五重奏曲の世界初演に携わる。
録音は、6タイトルのソロアルバムをフォンテックよりリリースし、「リスト 巡礼の年 全3年」ほかの成果が、『美的にも知的にも余人を圧倒する音楽家の出現』と評価され、令和6年度(第75回)芸術選奨 音楽部門 文部科学大臣新人賞を受賞。2021年録音の「ケージ プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード」は令和3年度(第76回)文化庁芸術祭賞 レコード部門 優秀賞を受賞。
東京藝術大学に入学後、2011年よりベルリン芸術大学ピアノ科で学び最優秀の成績で卒業。またフランクフルト音楽・舞台芸術大学では歴史的奏法の研究に取り組んだ。
これまでに伊藤恵、エヴァ・ポブウォツカ、ライナー・ベッカー、イェスパー・クリステンセンの各氏に師事。
ベルリン在住。
写真:©TAKA MAYUMI