メトロポリタン歌劇場、サンフランシスコ歌劇場、シカゴ・リリック歌劇場、ロイヤル・オペラ・ハウス、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、ナポリ・サン・カルロ劇場、バイエルン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、マドリード王立劇場、カナダ歌劇団など、世界の名だたる舞台に数多く出演している。彼の演じた役柄は広範なレパートリーに及び、『アッティラ』、『ドン・キホーテ』、『アレコ』のタイトルロール、『フィガロの結婚』のフィガロ、『青ひげ公の城』の青ひげ公、『ナブッコ』のザッカリア、『ルクレツィア・ボルジア』のドン・アルフォンソ、『プリータニ』のジョルジョ、『アンナ・ボレーナ』のエンリコ、『マクベス』のバンクォー、『ロデリンダ』のガリバルド、『ファウスト』および『ファウストの劫罰』のメフィストフェレス、『ルクレツィアの凌辱』のコラティヌス、『ルサルカ』の水の精、『イオランタ』のレネ王など。
コンサートでは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、NDR交響楽団、ロンドン交響楽団、シカゴ交響楽団、ボストン交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団をはじめ、アトランタ交響楽団、ダラス交響楽団、サンフランシスコ交響楽団、セントルイス交響楽団、NDR交響楽団など主要オーケストラと共演。
2009年ビヴァリー・シルズ賞、2003年リチャード・タッカー賞を受賞。
photo ©Shirley SuarezPICCOLA

ハンガリー出身。2014年ブダペストのエヴァ・マートン国際歌唱コンクール、2017年ポルトフィーノのコンコルソ・リリコ・インターナツィオナーレなど数々の重要な歌唱コンクールで優勝を果たしている。
ハンガリー国立歌劇場のソリストを務めた後、ウィーン国立歌劇場のアンサンブルに加わり、そこで非常に重要なレパートリーを務めた。
2016年若手歌手プロジェクト参加者として、プラシド・ドミンゴと共演し、アンナ・ネトレプコと共に2016年ザルツブルク音楽祭に出演した。
2019年からは、ブリュッセルのモネ劇場で『ラ・ジョコンダ』のローラ役として公式デビューを果たし、翌年にはバルトークの『青ひげ公の城』でユディット役を歌い、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団（指揮：S.マルッキ）と共演し、BISレコードに録音された。その後、ローマ歌劇場で再びユディット役（指揮：M. マリオッティ）、リセウ大劇場で『運命の力』のプレツィオジッラ役（指揮：M. ルイソッティ）を演じ高い評価を得た。また、ヴェルディ・レクイエムを指揮：M. コンロン（パルマ・ヴェルディ音楽祭）および指揮：M. ガッティ（ドレスデン・シュターツカペレ）のもとで歌った。