

指揮/ミカエル・ロポネン
ピアノ/ヤンネ・メルタネン
ミカエル・ロポネン Mikael LOPONEN(指揮)
2015年から2022年まで、フィンランドのユース・ピアノ・アカデミーでアンティ ホッティとアンリ シグフリッドソンにピアノを学び、その後マルク=アンドレ・アムラン、ニコライ・ルガンスキー、マッティ・ラエカリオ、ロバート・レヴィンのピアノマスタークラスに参加する。
タンペレ・ピアノ・コンクール(2021年)ではファイナリストとして残り、2022 年開催の「リーヴィ・マデトーヤ・ピアノ・コンクール」で第1 位、2023 年5 月のハンス・フォン・ビューロー国際ピアノコンクールでは第3 位(「ピアノによる指揮」部門)を受賞。
指揮者としても才能を発揮し、2018 年からヨルマ・パヌラに師事し指揮法を学び、現在はシベリウスアカデミーの指揮クラスでサカリ・オラモ教授のもとで学んでいる。 またマスタークラスでは、ヨハネス・シュラフリ、ディマ・スロボデニウク、アントニー・ヘルムスから指導を受け、すでにフィンランド国内外で多くのオーケストラを指揮し、高く評価されている。
フィンランドのヨエンスー音楽祭で2023 年のヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。フィンランド出身の若手指揮者としてクラウス・マケラ、タルモ・ペルトコスキに続く逸材として指揮者としても注目されている。
ヤンネ・メルタネン Janne MERTANEN(ピアノ)
13歳でピアノを初め、1990年のワルシャワで開かれた第12回ショパン国際コンクールに参加した。シベリウスアカデミーで学び1992年に卒業後1995年までラザール・ベルマンに学んだ。
1992年にドイツのダルムシュタットで開かれた国際ショパン・コンクールに優勝。その後ロンドンのウイグモアホールにてオール・ショパン・プログラムにてデビューした。日本でもカザルス・ホールでソロ・リサイタルに招かれている。
ソリストとして全てのフィンランドのオーケストラと共演し、北欧諸国をはじめとしてオーストラリア、カナダ、アメリカで演奏活を継続している。2005年にワルシャワのショパン国際コンクールで、開催された第6回「フレデリック・ショパン・グランプリ・ディスク大賞」にてALBAでリリースされたメルタネンのショパンのノクターン全集が見事グランプリを獲得した。
CDのディスコグラフィーは圧巻でFinlandia Recordsのオール・ショパン・アルバムを皮切りにショパンの録音(SONY)、 ワルシャワのショパン・コンクールで賞を獲得した 「Chopin Nocturnes vol. 1-2 (Alba Records)」、2010年より始まったシベリウスのピアノ曲全曲(SONY)、Nino Rota´のピアノ・コンチェルト、2011年にはショパンのピアノピアノ協奏曲、2013年にはグリーグ とシューマンのピアノ協奏曲など多数ある。
フィンランドで唯一の、将来の若手の演奏家を支援する目的で開かれているヨエンスー・フェスティバルの芸術監督を勤めていて、指揮者のクラウス・マケラやタルモ・ペルトコスキなど同国を代表する若手を世に出してきた。注目のピアニスト兼プロデューサーである。