指揮者紹介 - 都響について
桂冠指揮者
エリアフ・インバル
Eliahu INBAL Conductor Laureate
1936年エルサレム生まれ。これまでフランクフルト放送響(hr響)首席指揮者(現名誉指揮者)、ベルリン・コンツェルトハウス管首席指揮者、フェニーチェ劇場(ヴェネツィア)音楽監督、チェコ・フィル、台北市立響首席指揮者などを歴任。都響には1991年に初登壇、特別客演指揮者(1995~2000年)、プリンシパル・コンダクター(2008~14年)を務め、2回にわたるマーラー・ツィクルスを大成功に導いたほか、数多くのライヴ CDが絶賛を博している。『ショスタコーヴィチ:交響曲第4番』でレコード・アカデミー賞〈交響曲部門〉、『新マーラー・ツィクルス』で同賞〈特別部門:特別賞〉を受賞した。仏独政府およびフランクフルト市とウィーン市から叙勲を受けている。渡邉曉雄音楽基金特別賞(2018年度)受賞。2014年4月より都響桂冠指揮者。マーラーの交響曲第10番や《大地の歌》、バーンスタインの交響曲第3番《カディッシュ》、ショスタコーヴィチの交響曲第7番《レニングラード》、ブルックナーの交響曲第8番などの大作で精力的な演奏を繰り広げ、話題を呼んでいる。
マーラーとブルックナーのスペシャリストとして知られ、1980~90年代のフランクフルト放送響との両交響曲全集が独シャルプラッテン賞、仏レコード大賞など受賞して以来、フィルハーモニア管、チェコ・フィル、ベルリン・コンツェルトハウス管、フェニーチェ劇場管、都響などとのマーラー・ツィクルス、ラインガウ音楽祭でケルンWDR響とのブルックナー・ツィクルスを成功させている。
さらに、ベルリオーズ、ブラームス、ブルックナー、マーラー、ラヴェル、シューマン、ショスタコーヴィチ、スクリャービン、ストラヴィンスキー、R. シュトラウス、新ウィーン楽派など膨大なディスコグラフィを誇り、フランクフルト放送響のほか、フィルハーモニア管、フランス国立管、ウィーン響、ロンドン・フィル、スイス・ロマンド管、チェコ・フィルなどと録音を重ねている。
RAI国立響との「ニーベルングの指環」がイタリア批評家アビアーティ賞、ヴィオッティ賞を受賞。フランス政府から芸術文化勲章(オフィシエ)、ウィーン市から功労金賞、フランクフルト市名誉ゲーテ勲章、ドイツ連邦共和国功労勲章を授与された。
都響には1991年に初登壇後、特別客演指揮者(1995年4月~2000年3月)、プリンシパル・コンダクター(2008年4月~2014年3月)を務め、絶大な評価を確立した。近年はマーラー交響曲集などのライヴCDを次々とリリースし好評を得ており、「ショスタコーヴィチ:交響曲第4番」では第50回レコード・アカデミー賞および第25回ミュージック・ペンクラブ音楽賞を相次いで受賞。2012~14年都響との2回目となるマーラー・ツィクルスが絶賛を博し、第53回レコード・アカデミー賞〈特別部門:特別賞〉を受賞した。