

指揮/大野和士
オーボエ/広田智之(都響首席奏者)
大野和士 Kazushi ONO(音楽監督)
2017年5月、大野和士が9年間率いたリヨン歌劇場は、インターナショナル・オペラ・アワードで「最優秀オペラハウス2017」を獲得。自身は2017年6月、フランス政府より芸術文化勲章「オフィシエ」を受章、またリヨン市からリヨン市特別メダルを授与された。
2019~21年、自ら発案した国際プロジェクト「オペラ夏の祭典2019-20Japan↔Tokyo↔World」で『トゥーランドット』『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を指揮、ともに記念碑的な公演となり大きな話題を呼んだ。新国立劇場では2019年以降、西村朗『紫苑物語』(世界初演)、藤倉大『アルマゲドンの夢』(世界初演)、『ワルキューレ』『カルメン』、渋谷慶一郎『スーパーエンジェル』(世界初演)、『ペレアスとメリザンド』『ボリス・ゴドゥノフ』と話題作を次々に手掛けた。
2022年12月、都響とのCD『マーラー:交響曲第1番《巨人》』(Altus)をリリース。
https://www.kazushiono.com/
広田智之 Tomoyuki HIROTA(オーボエ)
国立音楽大学在学中に、日本フィルハーモニー交響楽団に入団。
1988年~2000年8月まで同団の首席オーボエ奏者を務める。
2000年9月にソリストデビューを果たし、東京:カザルスホール、大阪いずみホールにて記念コンサートを行い高い評価を受けた。その後2003年には京都:府民ホール・アルティ、東京:白寿ホールにて、2005年には東京:浜離宮朝日ホールにてオーボエ・リサイタルを行い、いずれも高評を博す。
2001年9月~2004年8月まで、日本フィルハーモニー交響楽団にわが国のオーケストラとしては初の、ソロ・オーボエ契約で迎えられ、2002年3月の日本フィルヨーロッパツアーにおいては、ロンドンタイムズ紙に名指しで絶賛された。
2006年より東京都交響楽団首席オーボエ奏者を務める。
紀尾井ホール室内管弦楽団、オイロス・アンサンブルのメンバーとしても活躍する。
これまでに、日本フィルをはじめ、東京都交響楽団、東京シティ・フィル、ミラノ・スカラ座弦楽合奏団、チェコ・チェンバーソロイスツ、ザルツブルグ室内オーケストラ、モスクワソロイスツ、ベトナム国立交響楽団、国内外のオーケストラ、室内楽団とコンチェルトを多数協演。NHKの芸術劇場やFMリサイタルにも度々出演する。
多忙なオーケストラ活動とともに、近年は映像音楽の分野でも目覚しい活躍を続けており、クラシックにとどまらず、ポップス、ジャズなどのジャンルレスな活動が注目を集め、都内ライブハウスでのライブは毎回人気を博している。
ソロCDはビクターエンタテインメントより「ロミオとジュリエット」「ダブリン・カフェ」「青の宇宙」、オクタヴィア・レコードよりJ.S.バッハ作品集「パルティータ」、「モーツァルト オペラ デュオ」、J.S.バッハ作品集「アフェトゥオーソ」、「Morceau de Salon -オーボエ有名ソナタ集-」、「ファンタジー・パストラール -20世紀オーボエ作品集-」、「R.シュトラウス:オーボエ協奏曲、4つの最後の歌 他」、「モーツァルト:オーボエ四重奏曲&五重奏曲他」、「オーボエ・アンサンブル HAIM」、「歌う葦 -邦人オーボエ作品集-」、日本アコースティックレコーズより「カメレオン・バッハ Chameleon Bach」がリリースされている。
日本音楽コンクール、日本管打楽器コンクールなど主要コンクールの審査員を務め、現在は、上野学園大学教授、桐朋学園大学特任教授として後進の指導にも努めている。日本オーボエ協会常任理事。
トリトン晴れた海のオーケストラ、ザ•シンフォニエッタみよしにおいても首席奏者を務めている。
広田智之オフィシャルサイト
http://hirotatomoyuki.com/
写真:© ayane shindo