定期演奏会 Cシリーズ

第960回定期演奏会Cシリーズ

終了日時：2022年10月16日（日） 14:00開演（13:00開場）

場所：東京芸術劇場コンサートホールホール案内座席表

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出演

指揮／トーマス・ダウスゴー
チェロ／宮田大

プロフィール一覧

トーマス・ダウスゴー　Thomas DAUSGAARD（指揮）

　トーマス・ダウスゴーはシアトル響の音楽監督、BBCスコティッシュ響の首席指揮者、スェーデン室内管の桂冠指揮者、トスカーナ管及びデンマーク国立響の名誉指揮者を務める。デンマーク女王よりCross of Chivalryを授与。スウェーデン王立音楽アカデミーに選出された。

　ダウスゴーは独創性、革新的なプログラムと高い評価を得た幅広いレコーディングで知られ、音楽の社会と現代の問題との関り、及び暮らしにおける音楽の重要かつ革新的な力としてのつながりと可能性に対し情熱を傾けている。

　客演指揮者として、ダウスゴーはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ウィーン放送響、バイエルン放送響、トロント響、ブルックナー・サイクルのレコーディングを行っているベルゲン・フィル等、世界の主要オーケストラと緊密な関係を維持している。また、ニューヨーク・フィル、ロサンゼルス・フィル、ミュンヘン・フィルサンクトペテルブルク・フィル、フランス放送フィルハーモニー管、クリーヴランド管、フィラデルフィア管、ロンドン響、ヨーロッパ室内管へも登壇。BBCプロムス、エディンバラ国際フェスティバル、モーストリー・モーツァルト・フェスティバル、エネスク国際音楽祭、タングルウッド音楽祭等、著名な音楽祭に定期的に出演。

宮田大　Dai MIYATA（チェロ）

2009年、ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールにおいて、日本人として初めて優勝。これまでに参加した全てのコンクールで優勝を果たしている。その圧倒的な演奏は、作曲家や共演者からの支持が厚く、世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され、日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている。
スイスのジュネーヴ音楽院卒業、ドイツのクロンベルク・アカデミー修了。
録音活動も活発で、2021年発売の最新アルバムは、ウェールズ弦楽四重奏団、三浦一馬、山中惇史ら迎えた「Piazzolla」をリリース。またトーマス・ダウスゴー指揮、BBCスコッティッシュ交響楽団との共演による「エルガー：チェロ協奏曲」の欧米盤が、欧州のクラシック界における権威のある賞の一つ「
OPUS KLASSIK202」において、コンチェルト部門(チェロ)で受賞。

使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1698年製A.ストラディヴァリウス“Cholmondeley”である。

曲目

ランゴー：交響曲第4番《落葉》

曲目解説
シューマン：チェロ協奏曲イ短調 op.129

曲目解説
ニールセン：交響曲第4番 op.29《不滅》

曲目解説

　20世紀前半に活躍したデンマークの作曲家・オルガニスト、ルーズ・ランゴー（1893～1952）。彼は作曲家の父とピアニストの母のもとコペンハーゲンに生まれ、7歳で作曲を始める。1911年に18歳の若さで堂々たる交響曲第1番《岩の牧歌》を書き上げたランゴーは、基本的には後期ロマン派の書法に軸足を置きながらも、1918年の《天体の音楽》においてトーンクラスターやピアノの内部奏法を採り入れるなど、実験的な試みも数多く行った。トーマス・ダウスゴー指揮デンマーク国立交響楽団による『交響曲全集』（1998～2008年録音／Dacapoレーベル）もリリースされるなど、近年少しずつ再評価が進んでいる。
　大規模な管弦楽作品を数多く遺したランゴーは、その生涯に16曲の交響曲を完成している。交響曲第4番《落葉》は1916年、ニールセンの交響曲第4番《不滅》と同年に作曲された。作品はこの年の3月12日から6月にかけて書き進められ、7月25日に浄書が完了。翌1917年12月7日にコペンハーゲンにて、ランゴー率いるコペンハーゲン・フィルによって初演された後、1920年に改訂が施され、さらに1950年に最後の手直しが加えられて今日演奏される形に仕上がった。
　曲は単一楽章で書かれているが、全体は13の部分に分けられ、そのうち8つの部分に標題が付されている。構成は、自由なソナタ形式による楽章2つを接続したものと解釈できる。以下、「第1部」（序奏）（第1主題）などは筆者による便宜的なもので、スコアには明記されていない。

第1部
　まず、変ホ短調（♭6個）の強烈な響きで幕を開ける。その冒頭には「絶望的な森のざわめき」（アレグロ）と記されている（序奏）。次第に音楽が静まっていくと、オーボエとファゴットによる幻想的な歌が聴こえてくる「太陽の光線」（クアジ・アレグレット）（第1主題）。両ヴァイオリンが優美な主題を表情豊かに奏でて始まるアラルガンド・エスパンシーヴォ（徐々に強く遅く、広がりをもって）（第2主題）の部分に続いて、和音が2度打ち鳴らされるところからが「雷鳴」（アレグロ）（展開部）。低弦のトリルを伴う音色が不気味に響きわたる中、ヴァイオリンとヴィオラがせわしなく駆けまわる。続くピウ・レントの部分は「雷鳴」の不気味さを引き継いで始まり、メノ・モッソに転じると木管楽器と弦楽器が上行音階を繰り返す独特の表現も登場する。
　これがティンパニによって鎮められると、オーボエとファゴットに「太陽」主題が回帰するアレグレット・パストラーレに入る（第1主題の再現）。幻想的かつ牧歌的な調べが弦楽器のピッツィカートで断ち切られると、「秋の!」（アレグロ・コン・モート）に転じ、楽曲冒頭で弦楽器が提示した下行モティーフも挟みつつ、どこか軽妙な色彩の音楽が続く。ほどなくしてオーボエによる哀愁を帯びた旋律が聴こえてくる部分は「疲れ」（ポコ・アダージョ）（自由に変形された第2主題の再現）。

第2部
　精妙な弦楽合奏とホルンの吹奏を経て、音楽は「絶望」（アレグロ・アパッショナート）となり、冒頭部分の要素が再び登場して活気を取り戻す（序奏）。やがてトランペットの強奏を合図に、木管がシベリウス風の第1主題を奏する。トランクィロに入ると、両ヴァイオリンによるしなやかなユニゾンを経て、オーボエとハープが美しく対話する（第2主題）。コモド・センプレ（常に気楽に）では第1・第2主題が展開されつつ再現される。ティンパニの連打の後、突然の休止を経て、管楽器の奏でる特徴的な「日曜日の朝の鐘」（ソステヌート・ペザンテ）の音色が鳴り響くと、最後は第2主題を用いたコーダ「終わりに!」（ピウ・コン・モート）で力強く結ばれる。
　（本田裕暉）

　
　
　

作曲年代	1916年3～7月　改訂／1920年、1950年
初　　演	初稿／1917年12月7日　コペンハーゲン　作曲者指揮改訂版／1921年1月24日　ハイデルベルク　作曲者指揮
楽器編成	フルート2、オーボエ2（第2はイングリッシュホルン持替）、クラリネット2、ファゴット2（第2はコントラファゴット持替）、ホルン4、トランペット3（第1はフレンチトランペット持替）、ティンパニ、ハープ、ピアノ、弦楽5部

　1850年9月、ロベルト・シューマン（1810～56）は市の音楽監督に就任するため、ドレスデンからデュッセルドルフに移住し、以後、1854年3月にエンデニヒの精神療養所に移るまでの約3年半の間、同地を拠点に活動した。このデュッセルドルフ時代の初期、1850年10月10日から24日までのわずか2週間ほどで一気呵成に書き上げられた作品が、ロマン派のチェロ協奏曲の中でも屈指の傑作として親しまれているチェロ協奏曲イ短調op.129である。
　作品は翌1851年3月にライマースのチェロで試演されたものの、公開初演には至らず、作曲家は同年秋以降、別のチェロ奏者ボックミュールにも助言を求めている（しかし、このボックミュールからの助言はほとんど作品に反映されなかった）。楽譜はシューマンがエンデニヒに移った後の1854年8月に出版されたが、結局、作曲家の生前にこの協奏曲が初演されることはなく、公開初演はシューマン没後の1860年4月23日に持ち越された（オルテンブルクにて、ルートヴィヒ・エーベルト独奏）。
　全体は3つの楽章から成っており、全楽章が続けて演奏される。

　第1楽章は「速すぎず（Nicht zu schnell）」と指示されたソナタ形式楽章。冒頭で管弦楽が奏でる3つの和音は協奏曲全体の核となる主要動機であり、この後も繰り返し扱われる。続いて独奏チェロが歌い出す哀愁を帯びた旋律が第1主題。管弦楽による勇壮な音楽を挟んだ後に同じく独奏チェロが提示する、低音域から上昇して始まり、気品を感じさせる柔和な歌が第2主題である。展開部、再現部を経てコーダに入ると、管楽器の主要動機に導かれて独奏チェロが甘美な旋律を歌い、切れ目なく第2楽章に続く。
　第2楽章「ゆっくりと（Langsam）」はヘ長調の緩徐楽章。弦楽合奏のピッツィカートの響きに乗って、独奏チェロが滋味あふれる主要主題を奏でて始まる。シューマン一流の抒情美を存分に堪能できる楽章であり、中間部で独奏チェロが歌う重音奏法による調べもまた大変に味わい深い。室内楽作品のようにも感じられる、内省的で、穏やかな美しさを湛えた音楽が続くが、しばしの後に第1楽章第1主題が木管楽器に現れると空気が一変し、次第にテンポを速めて第3楽章に入る。
　第3楽章「非常に生きいきと（Sehr lebhaft）」はイ短調のソナタ形式楽章。管弦楽による3つの和音の打撃と独奏チェロの細かな動きで始まる第1主題は、本作品の第1楽章第1主題と結びついている。それと同時に、作曲家が翌1851年に改訂作業に取り組む交響曲第4番（初稿は1841年作曲）の第4楽章第1主題とも類似した構造で書かれていて興味深い。第1主題の要素による管弦楽と独奏の掛け合いが続いた後に現れる、弱音とfpの対比が面白い「ミーラー／ソ♯ー」という音型に始まる旋律が第2主題。音楽は先行楽章の要素も扱いながら進み、レチタティーヴォ風のカデンツァを経て快速のコーダ（「より速く〔Schneller〕」）に入り、最後は華やかなイ長調の響きで締めくくられる。
　（本田裕暉）

　
　
　

作曲年代	1850年
初　　演	1860年4月23日　オルテンブルク　ルートヴィヒ・エーベルト独奏カール・フランツェン指揮　オルテンブルク大公国宮廷楽団
楽器編成	フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ、弦楽5部、独奏チェロ

　デンマークの作曲家カール・ニールセン（1865～1931）が自身4作目の交響曲を手掛けたのは、1914年夏から1916年1月にかけてのことである。
　青年時代の交響曲第1番ト短調op.7（1891～92）、人間の4種の性質を描いた木版画に着想を得て作曲された第2番ロ短調op.16《4つの気質》（1901～02）、ソプラノとバリトンの独唱によるヴォカリーズが登場する第3番ニ短調op.27《広がりの交響曲》（1910～11）と交響曲創作の歩みを進めてきたニールセンは、続く第4番op.29を《Det Uudslukkelige＝消しがたきもの（不滅）》という標題をもつ作品として完成した。この標題は、作曲家によると「偉大な芸術のみならず、人間の魂も滅ぼし得ないものであること」を強調するために付されたものだという。
　初演は1916年2月1日、コペンハーゲンにて、ニールセン率いるコペンハーゲン音楽協会管弦楽団によって行われた。1914年6月28日のサラエヴォ事件に端を発した第一次世界大戦（1914～18）の影響は、中立国であったデンマークにも及んでおり、人々は隣国ドイツの脅威に怯えながら、不安の中で日々を過ごしていた。そのような情勢下で、《不滅》のタイトルを持つ力強い生命力の漲る交響曲が作曲、発表されたことの意味は、当時のデンマークの人々にとってとりわけ大きかったことだろう。
　先に書かれた3つの交響曲とは異なり、交響曲第4番は単一楽章の作品として（楽章の切れ目を明記せずに）作曲されている。全体は大きく4つの部分に分けられ、各部分は休みなく続けて演奏される（この点は、シューマンの交響曲第4番などと共通する構成である）。また、前3作のように調性を明記しておらず、ニ短調の響きで始まりながら、輝かしいホ長調の響きで結ばれる、古典的な調設定から見るとイレギュラーな構成で書かれている点も特徴的である。

　第1部（アレグロ）は、オーケストラの全合奏による躍動感あふれる第1主題で始まる。しばしの間、力強い、エネルギッシュな響きが続いた後、次第に音楽が沈静化していくと、独奏チェロの上でフルート、そしてクラリネットが軽快な句を奏でる。すると、ファゴットに導かれて、2本のクラリネットが穏やかな第2主題をゆったりと表情豊かに歌い始める。この順次下行に始まる主題は作品の終盤、第4部でも扱われる旋律であり、楽曲全体に有機的な統一感をもたらす役割を担っている。第1部はこれら2つの主題を中心としたソナタ形式風の構成で書かれており、ティンパニのロールの上でフルートやヴァイオリンが独特の音列を奏でる展開部、雄大なクライマックスが築かれる再現部が続く。最後は第1ヴァイオリンとティンパニによる静謐なブリッジに至り、切れめなく第2部に入る。
　第2部（ポコ・アレグレット）は木管楽器を主体とした間奏曲風の音楽であり、クラリネットとファゴットが素朴な主題を奏でて始まる。3部形式で構成されており、中間部では弦楽器のピッツィカートの響きも聴こえてくる。
　牧歌的な音楽が、両ヴァイオリンの奏でる痛切な響きによって唐突に断ち切られるところからが第3部（ポコ・アダージョ・クアジ・アンダンテ）。悲劇的な表情を湛えた緩徐部分である。ここでは主に4つの要素が扱われる。まず第3部冒頭で両ヴァイオリンによって悲劇的な主要主題（①）が歌われる。この部分が一段落すると、ポコ・アダージョに転じ、弦楽五重奏（ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ2、コントラバス）の調べが聴こえてくる。ここで木管楽器が奏でる「ミ・ド♯・シー」という下行モティーフ（②）はこの後も繰り返し扱われる。五重奏の旋律は後に弦楽合奏となり、しばしの間味わい深い響きが続くが、これは突如乱入してくる木管楽器の信号的なモティーフ（③）にさえぎられる。すると今度はトロンボーンとテューバによるコラール風のモティーフが登場（④）。以下、②～④がはじめは互い違いに、後には同時に鳴らされて次第に緊張を高めていく。その後、①が断片的に再登場すると、音楽はコン・アニマ（魂をもって）のブリッジへ。両ヴァイオリンが32分音符による急速なパッセージを奏で始める。これにヴィオラ以下の弦楽器、そしてホルンのロングトーンが加わると、第2ティンパニの打撃とゲネラルパウゼ（全休止）をきっかけに第4部へ入る。
　第4部（アレグロ）は、冒頭で「ソーファ♯／ファ♯ーミミ」という3度順次下行動機が3回繰り返され、続いて主要主題が力強く歌われて開始される。中低弦に始まる躍動感に満ちたフガート、ホルンの信号に続き、本作最大の特徴とも言える2組のティンパニによる打撃の応酬が満を持して登場。フィナーレにふさわしい堂々たる音楽が展開される。ヴァイオリンのハーモニクス（弦を正確に分割して指で軽く押さえることで、透明感のある音を出す特殊奏法）の金属的な音色を挟んで中間部に入ると、同音連打に始まる主題をオーボエが歌い始め、この旋律によるカノンが奏でられる。束の間の静寂を経て、再びティンパニによる力強い掛け合いが繰り広げられると、第1部第2主題も登場して神々しいクライマックスが築かれ、最後はトゥッティによるホ長調主和音の響きで力強く結ばれる。
　（本田裕暉）

　
　
　

作曲年代	1914～16年
初　　演	1916年2月1日　コペンハーゲン　作曲者指揮　コペンハーゲン音楽協会管弦楽団
楽器編成	フルート3（第3はピッコロ持替）、オーボエ3、クラリネット3、ファゴット3（第3はコントラファゴット持替）、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、テューバ、ティンパニ2組、弦楽5部

【ソリスト・アンコール】
山田耕作：赤とんぼ　× シューマン：トロイメライ
（チェロ／宮田大）

【当日券情報】第960回定期演奏会Cシリーズ（10/14up）
都響WEBチケットにて当日券を発売いたします。
会場での対面販売、及び都響ガイドでの電話販売は行っておりませんのでご了承ください。

販売日時：10月16日（日） 10:00～13:00　無くなり次第終了
販売方法：都響WEBチケット（セブンイレブン支払・発券／カード払い・電子チケットのみ）
※お申込みには、都響WEBチケットへの事前登録が必要です（登録無料）。
※全席種販売予定。
※当日券は会員割引、U-25割引以外の割引はございません。
※U-25割引の当日券はカード払い・電子チケットのみ。
　その他割引をご希望の方は前売りにてお求めください。　
※「来場されるお客様へのご案内」の内容に同意いただいた上でお申込みください。

※等間隔での空席設定は行いませんが、引き続き、感染症の拡大防止のため、一部の座席は販売いたしません。また、政府や自治体によるイベント開催要件に変更があった場合は、開演時間の変更、販売の一時停止や入場者数上限の設定等を行います。
ご購入前に最新情報をご確認の上、ご購入くださいますようお願いいたします。
※急遽出演者や曲目変更、または公演中止となる場合がございます。公演中止の場合を除き、払い戻しはいたしません。
　当面の間、当日券を必ず販売いたしますので、外出や体調に不安のある方は当日券（都響WEBチケットのみ）をご検討ください。
※必ず、「来場されるお客様へのご案内」の内容に同意いただいた上でお申込みください。

聴きどころ

シアトル交響楽団音楽監督やBBCスコティッシュ交響楽団首席指揮者などを務めるトーマス・ダウスゴーが7シーズンぶりに都響に登場です。ランゴーとニールセンという自国デンマークが誇る作曲家2人の作品に加え、マエストロたっての希望で独奏に宮田大を迎えてのシューマン。特に近年再評価が進むランゴーと、ニールセンの代表作《不滅》をダウスゴーの力強い指揮で聴けるのは、この作曲家たちをよりよく知る好機です。音楽芸術の未来への希望をこめて。