定期演奏会 Aシリーズ

第1005回定期演奏会Aシリーズ

終了日時：2024年7月24日（水） 19:00開演（18:00開場）

場所：東京文化会館ホール案内座席表

【定期演奏会1000回記念シリーズ⑩】
7/23都響スペシャルと同演目

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出演

指揮／アラン・ギルバート
コントラバス／池松宏（都響首席奏者）

プロフィール一覧

アラン・ギルバート　Alan GILBERT（首席客演指揮者）

都響首席客演指揮者、NDRエルプフィル（北ドイツ放送響）首席指揮者、スウェーデン王立歌劇場音楽監督、ロイヤル・ストックホルム・フィル桂冠指揮者。
　2017年まで8シーズンにわたってニューヨーク・フィル音楽監督を務め、芸術性を広げる活動が高く評価された。ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、シュターツカペレ・ドレスデン、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、パリ管、クリーヴランド管、ボストン響、フィラデルフィア管などへ定期的に客演。オペラではメトロポリタン歌劇場、ロサンゼルス歌劇場、ミラノ・スカラ座、ゼンパー・オーパー（ドレスデン）、チューリッヒ歌劇場などへ登場した。メトロポリタン歌劇場とのDVD『ドクター・アトミック』（Sony Classical）、ルネ・フレミングとのCD『ポエム』（Decca）でグラミー賞を獲得。
　都響とは2011年7月に初共演、2018年4月に首席客演指揮者へ就任。

池松　宏（コントラバス）

1964年ブラジル生まれ。19歳よりコントラバスを始める。桐朋学園大学卒業。NHK交響楽団首席を経て、2006年家族と共にニュージーランド移住しニュージーランド交響楽団首席。2014年帰国し現在東京都交響楽団首席奏者。これまでに7枚のソロ・アルバムをリリース。紀尾井ホール室内管弦楽団、トリトン晴れた海のオーケストラ、水戸室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバー。後進の指導にも力を入れており、現在、東京芸術大学教授、国立音楽大学客員教授。またドイツ、イギリス、ポーランド、オーストラリア、中国など海外のコンクール、音楽祭や音楽大学に招かれマスタークラスを行っている。渓流釣りが趣味で2013年ニュージーランド・ナショナル・フライフィッシング・ペア大会優勝。

曲目

マグヌス・リンドベルイ：EXPO（2009）

曲目解説
エドゥアルド・トゥビン：コントラバス協奏曲 ETW22（1948）

曲目解説
リムスキー=コルサコフ：交響組曲《シェヘラザード》 op.35（ヴァイオリン独奏／矢部達哉）

曲目解説

マグヌス・リンドベルイ：EXPO（2009）

　アラン・ギルバートがニューヨーク・フィルの音楽監督に就任し、彼の新しい職務がスタートするシーズンの開幕にあたり、私は作品の委嘱を受けた。《EXPO》と名付けたこの作品は、ニューヨーク・フィルとともにアラン・ギルバートが彼らしい音楽作りを披露できるようにと書かれたものである。
　《EXPO》は、極めて速いテンポと極めて遅いテンポの極端なコントラストを持った作品であり、両極間の不可思議な合成物である。
　アランの指揮者としての大きな魅力は、完璧な技術、身体的な歪みのなさ、明瞭な論理性にあり、その上で実際に音楽を組み立てる際には、非合理的でミステリアスな面も持ち合わせている。私が見出すアランのそうした特性に基づいて、本作は書かれている。9分から10分程度の短い作品なので、《EXPO》という簡潔な言葉がタイトルにふさわしいと考えた。また、この言葉の持つ響きも私は気に入っている。
　どのような長さの作品であっても、道筋や方向性、発展のロジックは持ち合わせていなければならない。私はこのドラマを伝えるための音楽言語を確立させたいと考えた。《EXPO》は短い作品ながら、10を超えるテンポ設定の指示があり、それによってオーケストラに大きな緊張感とエネルギーが生まれるのである。
（マグヌス・リンドベルイ／訳：飯田有抄）

マグヌス・リンドベルイ
　1958年ヘルシンキ生まれ。ピアノを学んだ後、シベリウス・アカデミーに入学、ラウタヴァーラ、ヘイニネンらに作曲を師事した。1981年にパリへ渡り、グロボカールとグリゼーに師事。この間、シエナでドナトーニのクラスにも通い、ファーニホウ、ラッヘンマン、ヘラーとも交流した。
　リンドベルイの創作は、序曲風の《Feria》（1997）、大編成の《Fresco》（1997）、《Cantigas》（1999）、管弦楽のための協奏曲（2002～03）、《彫像 Sculpture》（2005）、そしてクラリネット協奏曲（2002）、2つのヴァイオリン協奏曲（2006／2015）、2つのチェロ協奏曲（1999／2013）など、オーケストラ作品の最前線に位置している。また、サイモン・ラトル率いるベルリン・フィルとサンフランシスコ響の委嘱作品《太陽を見よ Seht die Sonne》（2007）、2009年にヘルシンキで初演されたリンドベルイ初の合唱＆オーケストラ作品《GRAFFITI》、コンセルトヘボウ125周年記念作品《時代 Era》（2012）などがある。
　リンドベルイは2009～12年にニューヨーク・フィルのコンポーザー・イン・レジデンスを務め、オーケストラのための《Al Largo》、イェフィム・ブロンフマンが初演したピアノ協奏曲第2番などを発表した。その後、2011～12年にSWRシュトゥットガルト放送響、2014～17年にロンドン・フィルでレジデンスを務め、フランク・ペーター・ツィンマーマンのためのヴァイオリン協奏曲第2番などを委嘱された。近年の作品には、2017年のフィンランド独立100周年を記念してフィンランド放送響から委嘱された《TEMPUS FUGIT》、シカゴ響のための《Serenades》、2022年10月にユジャ・ワンとエサ＝ペッカ・サロネン指揮サンフランシスコ響によって初演されたピアノ協奏曲第3番などがある。

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　上記のプロフィールをご覧の通り、フィンランドの作曲家マグヌス・リンドベルイ（1958～）が指導を受けた作曲家は実に多様だ。まずはシベリウス音楽院で当時既に新ロマン主義に接近していたエイノユハニ・ラウタヴァーラ（1928～2016）、12音技法や音列主義でエネルギッシュな音楽を書いていたパーヴォ・ハイニネン（1938～2022）に師事。イタリアでは音列主義と偶然性の音楽に影響を受けながらも規則に縛られすぎない独自の音楽を生み出したフランコ・ドナトーニ（1927～2000）に、フランスではアメリカの実験音楽とは異なる独自のパフォーマンス性をもった音楽を生み出し続けるヴィンコ・グロボカール（1934～）と、音響学の知見を活かして新たなサウンドを生成するスペクトル楽派のジェラール・グリゼー（1946～98）にも習っている。
　彼らを通して、戦後に積み上げられてきた現代音楽の多様な可能性を若きリンドベルイは吸収。いわば、それら全てをごった煮にしたのが初期の代表作、小編成アンサンブルと管弦楽のための《クラフト》（1983～85）だった。小編成アンサンブルというのは1980年に指揮者サロネンらと結成されたトイミー・アンサンブルを前提としており、“実験音楽的な新しい音響”と“自作自演”という要素はグロボカール由来だ。またこの頃は創作過程でコンピュータのプログラムを用いて楽曲の素材を生み出したり、オーケストラにライヴ・エレクトロニクス（電子音響）を重ねたりもしていた。
　ところが次なる管弦楽曲《キネティクス》（1988）ではシンセサイザーを1台用いているものの、なるべく管弦楽だけで新しいサウンドを生み出そうとしており、さらには複雑なリズムも徐々に整理されるようになっていく。不協和音が基調ではあるが明らかに後期ロマン派へと接近した、ルトスワフスキへの追悼作《オーラ》（1993～94／サントリーホール委嘱）はその最たる例だ。作曲者自ら交響曲に喩えた重要作である。
　そして1990年代後半になると響きも透明感のある美しいハーモニーへと徐々に変化してゆく。この路線における最大の成功作となったのがトイミー・アンサンブルのメンバーだったクラリネット奏者カリ・クリークを前提に作曲されたクラリネット協奏曲（2002）だ。1回聴けば覚えられるほど単純な主題が、色彩的な和声と管弦楽法で彩られている。
　分かりやすさは保ちつつ、オーケストレーションの領域で新境地を聴かせたのが、作曲者曰く実質的には「2番目の交響曲」にあたるという《太陽を見よ Seht die Sonne》（2007／タイトルはシェーンベルク《グレの歌》に由来）だ。重厚な4管編成を活かした厚塗りの管弦楽法に挑戦し、後期ロマン派的なオーケストラへ現代的なサウンドを加えることに成功している。本日演奏される《EXPO》（2009）は3管編成だが、やはり同様に巧みな管弦楽法が聴きどころ。油絵と水彩画が混在しているかのような多彩な表現がユニークである。
（小室敬幸）

作曲年代	2009年
初　　演	2009年9月16日　ニューヨークアラン・ギルバート指揮　ニューヨーク・フィル
楽器編成	ピッコロ、フルート2、オーボエ2、イングリッシュホルン、クラリネット2、バスクラリネット、ファゴット2、コントラファゴット、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、テューバ、ティンパニ、むち、タンブリン、大太鼓、サスペンデッドシンバル、トライアングル、ウッドブロック、テナードラム、シンバル、タムタム、ハープ、弦楽5部

エドゥアルド・トゥビン：コントラバス協奏曲 ETW22（1948）

　世界で最も有名なエストニアの作曲家は、おそらくアルヴォ・ペルト（1935～）だろう。知名度こそ劣るが、エドゥアルド・トゥビン（1905～82）はペルトからみれば兄弟子にあたる。2人ともリムスキー=コルサコフの孫弟子にあたるエストニアの作曲家ヘイノ・エッレル（1887～1970）に師事していたのだ。
　トゥビンが師事していた頃のエッレルはグリーグ、ドビュッシー、スクリャービンに影響を受けていたので、トゥビンもそのあたりの音楽を出発点にしているようだ。並行して指揮者としても活躍。特に男声合唱の指揮はライフワークとなっていく。1938年にハンガリーを訪れてコダーイやバルトークと出会ったことで民謡への興味を強め、交響曲第3番《英雄》（1940～42／68）では彼らの音楽に接近。なお、この交響曲は第二次世界大戦（1939～45）でエストニアが、1940年にソ連、1941年にナチス・ドイツに占拠されたことへの怒りが込められている。
　そして1944年に再びソ連に占拠され、エストニアが併合されることになると、トゥビンは一家でスウェーデンに逃れた（1948年にはエストニアでトゥビンの作品が上演禁止になった。後にエストニアへ戻ることもあったが、1961年にスウェーデン国籍を取得。亡くなるまで住み続けた）。1945年に彼はスウェーデンのドロットニングホルム宮廷劇場の博物館で、古い劇場音楽やピアノ曲を修復する仕事に就き、修復作業を半日おこなえば後は作曲に集中できる環境を手に入れる。こうして新天地での経済的な不安は解消された。
　1946年、トゥビンはインタビューで「私はただの亡命者としてここに滞在するつもりはありません」「イギリスやアメリカとも接触したいのです」「ご存知のように、多くのドイツ人音楽家も亡命していますから」と答えている。どうやら国際的に知られる作曲家となるため、自らの作風を変化させる必要性を感じていたようなのだ。祖国を失ったエストニア人の悲しみを描いた交響曲第5番（1946）も部分的には、新たな作風へと変わってゆく過渡期とみなせるが、はっきりと変化が起こるのがこのコントラバス協奏曲（1948）である。
　ベルリン・フィルを経て、1934年に渡米してからはボストン交響楽団でセクション・リーダーを務めたエストニア出身のコントラバス奏者ルトヴィク・ユフト（1894～1957）が1947年秋にスウェーデンを訪れ、その超絶技巧をトゥビンに披露したことでこの協奏曲が生まれた。ところが当時のボストン響で常任指揮者だったセルゲイ・クーセヴィツキー（1874～1951）から横槍が入り―同じコントラバス奏者としての嫉妬？もしくは自分のコントラバス協奏曲と比べられたくなかった？―、ユフトはボストン響でこの協奏曲を演奏することができなかった。
　単一楽章だが実質的には3つの楽章に分かれており、「急－緩－急」という伝統的な構成をとっている（以下、楽章ごとに分けて解説するが、スコアに楽章は明記されていない）。
　第1楽章（アレグロ・コン・モート）で独奏コントラバスが最初に奏する3音（ミーッ↗・ド・ドー／上に跳躍する付点リズム）が最も重要な主題なので覚えておこう。この主題が変奏を繰り返して第1主題となってゆく。伴奏が穏やかになり、響きが明るくなると第2主題。弦楽器が緊張感の高いトレモロを刻みだすと展開部に入る。独奏が演奏を終えると同時にオーケストラが盛り上がる部分が短いけれど再現部に相当する。
　テンポがはっきり落ちると第2楽章（アンダンテ・ソステヌート）へ。穏やかに始まるが、付点の跳ねるリズムを徐々に強調しながらテンションを高めてゆく。独奏者によるカデンツァでは、これまで登場した主題が変奏される。クラリネットが加わると行進曲風の第3楽章（アレグロ・ノン・トロッポ、ポーコ・マルチアーレ）に突入。楽章冒頭でクラリネットが繰り返す「（記譜で）シ・ラ♯・シ」という谷型の音形がこの楽章の核となる。中間部あたりで第2楽章の旋律と第1楽章冒頭の主題が重なりあって作品全体を統合。最終的には明るいイ長調で締めくくられる。
（小室敬幸）

作曲年代	1947年秋～1948年5月31日
初　　演	管弦楽による正式な初演／1957年　コロンビアマヌエル・ヴェルダゲーア独奏　オラフ・ルーツ指揮
楽器編成	フルート2（第2はピッコロ持替）、オーボエ2（第2はイングリッシュホルン持替）、クラリネット2（第2はバスクラリネット持替）、ファゴット2（第2はコントラファゴット持替）、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、テューバ、ティンパニ、小太鼓、ハープ、弦楽5部、独奏コントラバス

リムスキー＝コルサコフ：交響組曲《シェヘラザード》op.35

　ニコライ・リムスキー＝コルサコフ（1844～1908）はロシアの民族主義的な音楽を求めた“力強い仲間（五人組）”のメンバーで、当初は他の仲間と同じくディレッタント音楽家として出発し、従来の西欧のアカデミックな様式や語法にこだわらないロシア的な表現を追求した。しかし1871年にペテルブルク音楽院の教授に迎えられたのを機に音楽理論を独学で習得し、以後はアカデミックな路線を重視、『和声法教程』や『管弦楽法』などの優れた理論書も著している。自由な発想を重んじるディレッタンティズムに確固としたアカデミックな書法を結び付けることで、彼は民族主義運動に一層の普遍的な広がりを与えたのである。
　1888年夏に書かれた《シェヘラザード》はそうした彼の確かな書法を民族主義的なエキゾティシズムのうちに生かした作品で、前後に書かれた《スペイン奇想曲》（1887）や序曲《ロシアの復活祭》（1888）とともに彼の全盛期の始まりを告げる作である。題名から窺えるように『千一夜物語（アラビアン・ナイト）』を題材としたもので、彼自身、スコアの題辞の中で「トルコ王シャリアールは女性を不実なものと信じ、どんな女も初夜の後に殺害すると誓った。しかしシェヘラザードは王に毎夜面白い話を聞かせたため、王も彼女を殺すのを日一日と延ばし、千一夜過ぎて遂に王は誓いを捨てた」と説明している。
　リムスキー＝コルサコフは多くの物語から「互いに関連のない4つのエピソード」を選んで作曲したと語っているが、同時に聴き手が標題に捉われてしまうことを恐れ、初演時に示唆していた各楽章の標題的内容を、出版にあたって削除した。
　とはいうものの作品が描写的性格を持っているのは明らかで、リムスキー＝コルサコフの表現力は実に迫真性に富んでいる。その土台になっているのは色彩感溢れる巧みな管弦楽法と楽器法であり、特にそれが2管編成（やや変則的だが）から引き出されている点は注目されよう。シェヘラザードを示す独奏ヴァイオリン（コンサートマスターの腕の見せ所）の活用も独創的だ。
　こうした巧みな書法は全体の構成にも当てはまり、「互いに関連のない4つのエピソード」を描いているにもかかわらず、全曲が交響曲のような配列とバランスでまとめ上げられており、さらにシェヘラザード主題をはじめとする幾つかの主題を循環的に全曲通じて使用することで全楽章が有機的に統一されている。

　第1楽章　ラルゴ・エ・マエストーソ～アレグロ・ノン・トロッポ（海とシンドバッドの船）（括弧内は作曲者が考えていたとされる楽章タイトル／以下同）　ホ短調　荒々しい王の主題（主部では海の主題となる）とヴァイオリン独奏のシェヘラザード主題が示される序奏の後、物語にあたる主部に入る。雄大な海のうねりの見事な描写は、もと海軍士官だった作曲者の航海体験によるものといわれる。
　第2楽章　レント～アンダンティーノ～アレグロ・モルト（カランダール王子の物語）　ロ短調　シェヘラザード主題による導入の後、起伏の変化に満ちた主部が発展する。随所で管のソロが生かされる。
　第3楽章　アンダンティーノ・クワジ・アレグレット（若い王子と王女）　ト長調　叙情的な美しさを持った楽章で、甘美な主要主題に対し、中間部では軽やかなリズムの主題が配される。
　第4楽章　アレグロ・モルト（バグダッドの祭～海～船は青銅の騎士のある岩で難破～終曲）　ホ短調　まず王の主題とシェヘラザード主題が現れた後、リズミカルな主題を中心に既出の諸主題を交えながら祭の賑わいが描かれていく（打楽器の用法が効果的）。やがて第1楽章の海のうねりが再現されて高潮、難破へ向け大きな頂点を築く。物語は終わり、シェヘラザード主題が独奏ヴァイオリンに穏やかに現れてカデンツァを奏すると、改悛したように王の主題が低弦に鳴り響き、曲は静かな余韻のうちに閉じられる。
（寺西基之）

作曲年代	1888年
初　　演	1888年11月3日（ロシア旧暦／10月22日）　サンクトペテルブルク　作曲者指揮
楽器編成	ピッコロ、フルート2（第2はピッコロ持替）、オーボエ2（第2はイングリッシュホルン持替)、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、テューバ、ティンパニ、大太鼓、シンバル、小太鼓、トライアングル、タンブリン、タムタム、ハープ、弦楽5部

【ソリスト・アンコール】（7/24up）
アメイジング・グレイス（安田芙充央編曲）
　（コントラバス／池松宏、ハープ／吉野直子）

【当日券情報】第1005回定期演奏会Aシリーズ（7/22up）
都響主催公演では、都響WEBチケットで当日券を販売いたします。
　【販売時間】
公演当日10:00～開演時間の30分前まで。　※無くなり次第終了
　【販売席】
全席種販売予定
　【販売方法】
都響WEBチケット（座席選択可）
　【受取・支払方法】
①セブンイレブンで発券
　・セブンイレブンでお支払い（クレジットカード、現金でお支払いただけます）
　・都響会員割引がご利用いただけます。　
※会場近くにセブンイレブンが無い場合もございます。事前にご確認の上、ご来場く
ださい。（東京文化会館とサントリーホールは近くにございません）
②電子チケット（スマートフォンとLINEアプリが必要です）
　・クレジットカードでオンライン決済
　・都響会員割引・U-25割引がご利用いただけます。

なお、WEB当日券に余裕がある場合にのみ、会場でも販売いたします。
会場販売では、
・開場時間から販売いたします。※会場販売分の販売枚数が無くなり次第終了。
・座席ランクは選べますが、座席の場所はお選びいただけません。
・お支払はクレジットカード、交通系IC、QRコード決済でお願いします。現金はご利用いただけません。
・U-25割引がご利用いただけます。

※東京文化会館大ホールには、エレベーター、エスカレーターはございません。予めご了承ください。

定期演奏会1000回記念キャンペーン

聴きどころ

都響の名手たちの妙技を楽しめるプログラムです。フィンランドが誇る人気作曲家マグヌス・リンドベルイの《EXPO》は、ギルバートのNYフィル音楽監督就任を記念して書かれた演奏会用序曲。輝かしく重量感のあるサウンドがコンサートの幕開けを華やかに飾ります。エストニアを代表する作曲家エドゥアルド・トゥビンのコントラバス協奏曲は、今やこの楽器の重要レパートリーであり、聴きごたえも充分な傑作。都響が誇る首席コントラバス奏者池松宏が、ギルバートの指揮を得ていっそう意欲を燃やしています。後半は、華麗なオーケストレーションはリンドベルイやトゥビンの先達と言えるリムスキー=コルサコフの代表作《シェヘラザード》。コンサートマスターのソロをはじめ、管楽器のソロもふんだんな、まさに全編聴きどころの名曲です。