都響およびブリュッセル・フィルハーモニックの音楽監督、新国立劇場オペラ芸術監督。1987年トスカニーニ国際指揮者コンクール優勝。これまでに、ザグレブ・フィル音楽監督、都響指揮者、東京フィル常任指揮者(現・桂冠指揮者)、カールスルーエ・バーデン州立劇場音楽総監督、モネ劇場(ベルギー王立歌劇場)音楽監督、アルトゥーロ・トスカニーニ・フィル首席客演指揮者、フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者、バルセロナ響音楽監督を歴任。フランス批評家大賞、朝日賞など受賞多数。文化功労者。2026年3月まで3年間、都響音楽監督の任期が再延長された。
2017年5月、大野和士が9年間率いたリヨン歌劇場は、インターナショナル・オペラ・アワードで「最優秀オペラハウス2017」を獲得。自身は2017年6月、フランス政府より芸術文化勲章「オフィシエ」を受章、またリヨン市からリヨン市特別メダルを授与された。
自ら発案した国際プロジェクト「オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World」では『トゥーランドット』(2019年)と『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(2020年の予定は延期され翌年開催)を指揮、いずれも記念碑的な上演となり注目を集めた。これまでに新国立劇場で西村朗『紫苑物語』(世界初演)、藤倉大『アルマゲドンの夢』(世界初演)、『ワルキューレ』、『カルメン』、渋谷慶一郎『スーパーエンジェル』(世界初演)、『ペレアスとメリザンド』と話題作を次々に手掛け、2022年11月には『ボリス・ゴドゥノフ』(都響がピットに入る)が予定されている。
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