

指揮/サッシャ・ゲッツェル
ヴァイオリン/ネマニャ・ラドゥロヴィチ
サッシャ・ゲッツェル Sascha GOETZEL(指揮者)
これまでにボルサン・イスタンブール・フィルハモニー管弦楽団(BIFO)の芸術監督並びに首席指揮者、神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、ブルターニュ交響楽団の首席客演指揮者、クオピオ交響楽団(フィンランド)首席指揮者を務める。
オペラでは、ウィーン国立歌劇場で14年秋に大成功を収めた《フィガロの結婚》によるデビューに続き、《こうもり》、《ドン・ジョヴァンニ》、《魔笛》、《ラ・ボエーム》、《ばらの騎士》など6演目を指揮。また、マリインスキー劇場およびチューリヒ歌劇場にてモーツァルトの数々のオペラも指揮している。国内では22年4月の新国立劇場「ばらの騎士」の成功が記憶に新しい。
ウィーン生まれ。ウィーン国立歌劇場管弦楽団にてヴァイオリン奏者として活躍中、メータ、ヤンソンス、小澤征爾らの薫陶を受けた。小澤征爾より、指揮者のフェローシップとしてタングルウッド音楽祭に招かれた後、指揮をヨルマ・パヌラに師事。
ネマニャ・ラドゥロヴィチ Nemanja Radulović(ヴァイオリン)
03年ハノーファー国際をはじめとする5つのコンクールで第一位を獲得するなど受賞多数。また、セルビアのニシュ芸術大学から名誉博士号を贈られている。
世界の一流オーケストラと共演するほか、カーネギーホール、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィーン・コンツェルトハウスをはじめとする世界の主要コンサートホールで公演を行っている。また、室内楽にも情熱を注いでおり、自身がリーダーを務めるアンサンブル「悪魔のトリル」および「ドゥーブル・サンス」との演奏活動も活発に行っている。
ドイツ・グラモフォンより「バッハ」、「チャイコフスキー」他のCDをリリース。2021年ワーナー・クラシックスと契約、22年にアルバム「ルーツ」をリリース。
photo:©Hiromichi Nozawa